VBSの基本 Errオブジェクト
Errオブジェクトは、エラーに関するすべての情報を含むグローバルスコープを持つ内部オブジェクトです。
エラー発生時 次を再開する 実行時に発生したすべてのエラーを無視する
エラー発生時 Goto 0 エラー対策の無視を解除する
主なメソッドは、Clear、Raise
主なプロパティは以下の通りです。説明、HelpContext、HelpFile、Number、Sourceです。
各プロパティやメソッドの詳細は、以下のサンプル記述で説明します。
Err オブジェクトのメソッド
クリア
説明 Errオブジェクトの現在のプロパティをすべてクリアする。
シンタックス Err.Clear
例
On Error Resume next 'Ignore all errors generated at runtime
MsgBox 5/0
MsgBox Err.Number 'Output the value of the error
Err.Clear 'Clear all errors
MsgBox Err.Number 'Output 0
レイズ
説明 ランタイムエラーを定義する
構文 Err.Raise(番号,ソース,説明,ヘルプファイル,ヘルプコンテンツ)
パラメータ 番号。エラー番号をマークするために使用
ソース エラーを発生させたオブジェクトまたはアプリケーションの名前
説明：エラーに関する説明的な情報
Helpfile: ヘルプファイルへの有効なパス
Helpcontent: ヘルプファイルの件名
例
On Error Resume Next
Err.Raise 22,"VBS Script","Overflow","c:\test.txt" 'Define a runtime error
MsgBox "Error:" & vbCrLf _
& "Number:" & Err.Number & vbCrLf _
& "Source:" & Err.Source & vbCrLf _
& "Description:" & Err.Description & vbCrLf _
& "Helpfile:" & Err.HelpFile
Err.Clear 'Clear the error
Errオブジェクトのプロパティ
説明
説明 エラーの説明を返すか設定します。
構文 説明(conid)
例
Desc = Err.Description 'Return the description information for the Error
Err.Description = "Type mismatch" 'Set the description information for the Error
HelpContext
説明 指定されたヘルプメッセージの件名を取得または設定します。
構文 HelpContext(文字列)
例
HelpContext = Err. HelpContext 'Return the help topic for Error
Err. HelpContext = "Type mismatch" 'Set the help topic for Error
ヘルプファイル
説明 ヘルプファイルのアドレスを返す、または設定する
構文 HelpFile(FilePath)とする。
例
HelpFile = Err. HelpFile 'Return the address of HelpFile
Err. HelpFile = "c:\test.txt" 'Set the address of the HelpFile
番号
説明 エラーを示す値を返す、または設定する
構文 番号(errid)
例
Number = Err. Number 'Return the id of the Error
Err. Number = "c:\test.txt" 'Set the id of the Error
ソース
説明 エラーを報告したオブジェクト (またはアプリケーションの名前) を返すか設定します。
構文 ソース(文字列)
例
Source = Err. Source 'Returns the object or application name of the Error
Err. Source = "box" 'Set the object or application name of the Error
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